2015/1/8 深山巴ノ宿・地蔵岳
深山巴の宿
(じんぜんともえのしゅく)
古峯(こぶ)ヶ原高原の足尾境に位置し、やや窪地で周囲には堀がめぐっています。
檜の下の石祠には勝道(しょうどう)上人・日本武尊(やまとたけるのみこと)が祀られ、日光修験の峰修行の拠点として長い間重要な役割を果たしてきました。
付近の石像や石祠に昔の峰修行の面影をみることができます。
勝道上人は日光開山に先立ち、天平宝字(てんぴょうほうじ)元年(757)のある夜、北方の大山の頂上に大剣が立っている不思議な夢を見て、大剣峰(だいけんぽう)(横根山)に登り3年間修行をした後、薬師寺で研学、再び大剣峰に登り庵を結んで修行したといわれます。この庵のあったところの周囲の堀が巴文(ともえもん)に似ているところから、「巴の宿」と名付けられたといわれます。
深山巴ノ宿に建つ金剛堂
古峰原地蔵岳山頂に建つ母屋内部に地蔵尊を祀る金剛堂
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